2011/05/08

菅首相は 戦略的に考えられるリーダーか?

戦略的に考えるというのはどう考えることか 定義すれば こうしたいという状態を描き、その状態に行き着くまでの適切なプロセスを考えることである ビジネス的な言い方をすればビジョンを描き ビジョンを実現するための手段を考える時の考え方ことである 戦略的に考えられるかどうかは個人の資質ではなく そう考えるための思考方法を習得しているか、いないかである。

それを知らなければ戦略的に考えられない、知っていてもスキルがなければそう考えることはできない。考えることはだれでもできるが すべての人が戦略的に考えられるわけではない。その思考方法を教わり習得しなけれえばならない。 戦略的に考える必要性があるかどうか それは必要と考えるかどうかの問題である。因みにすべての野生動物は戦略的に考えている。何故なら戦略的に考えないと厳しい自然環境の中で生き延びることができないからである。

さて、菅首相は戦略的に考える力がある人間か? 国家のリーダーとして大統領や首相となる人は戦略的に考えられなければならないだろう。そうでなければリーダーとして国家を適切に運営できないからである。残念ながら 日本の首相や閣僚には戦略的な考え方が身についていない。思いつき、行き当たりばったり、その場しのぎの強弁や詭弁は得意であっても戦略的に考えた発言を聞くことは稀である。枝野さんや仙石さんも弁護士特有の詭弁は上手であるが それが逆に信用を低下させているようだ。こうした発言は大概 戦略的ではない。 

ピーターの法則というのがある。その法則は人間は出世し地位が上がればやがて無能化するというものである。菅首相にもその法則はあてはまる。菅さんの一番の活躍は薬害エイズ事件の時に厚生省と対決し国の非を認めさせたことだ。国民はその時の印象が強く管さんに首相としても活躍を期待したけど首相という地位では まったく無能化した。野党にいる限り戦略的に考える必要はあまりない、政府の問題を見つけ攻撃するだけで単純思考しか使わない。野党での活躍は 与党になり総理大臣の地位について活躍することと無関係だ。菅さんの無能化は起るべきして起っている。無能が本当に無能なのか 学習していない故の無能なのか そこはわからない。いえることは民主党が無能集団化していることだ。


2011 5月8日