リーダーとしていつまでも福田さんや麻生さんのような人を首相に選んでいるようだと国は持ちません。いずれ衰退するのは目に見えています。安部さん、麻生さんや福田さんは極悪人とはだれも思いません、がわが国の首相として相応しいのか、リーダーシップがあるのかと問えば側近・親戚以外で「はい」と答える人は少ないでしょう。
こうした間違いが何度も繰り返されれば組織(国)としてのパワーは失われていく一方です。組織(国)は進化しないと存続できないからです。衰退は自然現象なのです。では、何が悪いのかと言えば 選挙制度、議員内閣制度、官僚制、教育制度、マスコミ・・・問題は組織を構成するサブシステムの多くが故障しているのか、陳腐化してしまったか、機能すべく機能していないことです。
企業(組織についても)も同じことがいえます。リーダーとして相応しい人がトップにつかないと組織は進化とは逆に衰退の方向に進みます。倒産や廃業する会社では経営者が何らかの間違いを起こしています。昨今流行の偽装等の非倫理的行動の殆どは経営者の指揮下で行われているのです。倒産のすべてが経営者の責任とはいえませんが組織存続の70%ぐらいは経営者が握っているのです。魚は頭から腐るといいます。組織の生死はリーダー次第、リーダーが組織の未来を創る役割を担っているからです。
ガンジー、チャーチル、ビルゲイツ、ジャックウェルチ、松下幸之助、本田宗一郎・・・スタイルは異なれども皆明確なビジョンと戦略を持っていました。その点では共通しているのです。優秀なリーダーの条件の一つは適切な戦略が創れることです。戦略の定義は未来へのシナリオです。リーダーの思考・考え方が戦略に反映され組織の成否(未来)は決まるのです。
日産を例にすればカルロス・ゴーン氏が社長に就いたことでどん底から回復できたのです。組織として戦略を明確に打ち出さないのは責任を明確にしたくないという願望があるのかもしれません。もし、そうだとすると経営(リーダ)の役割を放棄していることになります。多分にポストへの執着は強くてスキルがないところに問題がります。戦略を考える、創るための考え方・方法が習得できていないことです。
ゴーン氏のこのビデオを見てみるとわかることがあります。
戦略マネジメントシステム☆NUTS Management
2009/04/28
2009/04/06
リーダーシップ vs マネジメント (4)
WBCでは原を原監督が個性ある一流選手達をチームとして機能するよううまく導いたと思う。ドラマチックなでき過ぎたシナリオに日本も韓国国民も春先から大いに盛り上がった。
北京での星野氏は自身のエゴ、目先の金儲けを目論んで動いたように見えたのに対し原監督にはそうした身勝手なエゴは見えなかった。その差がダイレクトにチームとしてのまとまりの差となって表れた。結果論だから余計そう思えるのかもしれないがチームの雰囲気も最初から違っていたように見えた。北京では星野氏だけやけにエゴ・テンションがあがり選手達は最初から白けたムードが漂っていた。星野氏の熱血漢ぶりはファン受けするが個人エゴからのくさい演技だとわかってくると・・・
では、原監督と星野氏では野球の視点でどちらが戦略的か?野球の監督には勝つこと・優勝に導くことが任されている。一年間という長丁場で戦うのであるから戦略的に考えられるかどうかは毎試合の采配能力とともに監督としての重要な資質である。原監督と星野氏では戦略面での優劣はつけ難い。ただ、エゴが優先するリーダーには人はついては行かない。戦略はあっても実行の障害なる。「この組織に未来がないな」と感じるからである。
では ビジネスの視点でMLBとJPBのどちらが戦略的か?
それは明らかにMLBだ。WBCはMLBの戦略ツール。有体に言えばWBCはMLBの未来の戦力獲得と金儲けの手段である。JPBはうまく乗せられているのである。もちろんそれに気づいていても日本や韓国のファンがこれだけ盛り上がればいいじゃやなかと、この不景気な時に元気をもらったことだし・・・というところか。
戦略的に考えるというのは未来を考えることである。MLBは戦略的視点に立っているのに対しJPBは目先の勝利しか考えていないのである。このちょっとした考え方の違いが先での大きな結果の差になるのである。他国での盛り上がりはMLBの描くシナリオ通りである。つまり、長期的戦略が功を奏し始めているのだ。
日本プロ野球がスタートしてから約75年、JPB機構は組織としてあまり進歩していない。コミッショナーはいつもお飾り、オーナー会議はリーダー不在、毎度グダグダとゴタゴタの繰り返し。最後は鶴の一声で・・・情けないが、それが実態である。
野球とアメリカンフットボールはどちらが戦略的か?その答えは以下のビデオを見ながら考えてみよう。
野球とアメリカンフットボール:どっちがおもしろいか?
ジョージ・カーリンさん(G1937年5月12日 - 2008年6月22日)は昨年お亡くなりになりました。
戦略マネジメントシステム・NUTSManagement
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北京での星野氏は自身のエゴ、目先の金儲けを目論んで動いたように見えたのに対し原監督にはそうした身勝手なエゴは見えなかった。その差がダイレクトにチームとしてのまとまりの差となって表れた。結果論だから余計そう思えるのかもしれないがチームの雰囲気も最初から違っていたように見えた。北京では星野氏だけやけにエゴ・テンションがあがり選手達は最初から白けたムードが漂っていた。星野氏の熱血漢ぶりはファン受けするが個人エゴからのくさい演技だとわかってくると・・・
では、原監督と星野氏では野球の視点でどちらが戦略的か?野球の監督には勝つこと・優勝に導くことが任されている。一年間という長丁場で戦うのであるから戦略的に考えられるかどうかは毎試合の采配能力とともに監督としての重要な資質である。原監督と星野氏では戦略面での優劣はつけ難い。ただ、エゴが優先するリーダーには人はついては行かない。戦略はあっても実行の障害なる。「この組織に未来がないな」と感じるからである。
では ビジネスの視点でMLBとJPBのどちらが戦略的か?
それは明らかにMLBだ。WBCはMLBの戦略ツール。有体に言えばWBCはMLBの未来の戦力獲得と金儲けの手段である。JPBはうまく乗せられているのである。もちろんそれに気づいていても日本や韓国のファンがこれだけ盛り上がればいいじゃやなかと、この不景気な時に元気をもらったことだし・・・というところか。
戦略的に考えるというのは未来を考えることである。MLBは戦略的視点に立っているのに対しJPBは目先の勝利しか考えていないのである。このちょっとした考え方の違いが先での大きな結果の差になるのである。他国での盛り上がりはMLBの描くシナリオ通りである。つまり、長期的戦略が功を奏し始めているのだ。
日本プロ野球がスタートしてから約75年、JPB機構は組織としてあまり進歩していない。コミッショナーはいつもお飾り、オーナー会議はリーダー不在、毎度グダグダとゴタゴタの繰り返し。最後は鶴の一声で・・・情けないが、それが実態である。
野球とアメリカンフットボールはどちらが戦略的か?その答えは以下のビデオを見ながら考えてみよう。
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ジョージ・カーリンさん(G1937年5月12日 - 2008年6月22日)は昨年お亡くなりになりました。
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