2009/04/28

リーダーシップ  vs  マネージメント (5)

リーダーとしていつまでも福田さんや麻生さんのような人を首相に選んでいるようだと国は持ちません。いずれ衰退するのは目に見えています。安部さん、麻生さんや福田さんは極悪人とはだれも思いません、がわが国の首相として相応しいのか、リーダーシップがあるのかと問えば側近・親戚以外で「はい」と答える人は少ないでしょう。

こうした間違いが何度も繰り返されれば組織(国)としてのパワーは失われていく一方です。組織(国)は進化しないと存続できないからです。衰退は自然現象なのです。では、何が悪いのかと言えば 選挙制度、議員内閣制度、官僚制、教育制度、マスコミ・・・問題は組織を構成するサブシステムの多くが故障しているのか、陳腐化してしまったか、機能すべく機能していないことです。

企業(組織についても)も同じことがいえます。リーダーとして相応しい人がトップにつかないと組織は進化とは逆に衰退の方向に進みます。倒産や廃業する会社では経営者が何らかの間違いを起こしています。昨今流行の偽装等の非倫理的行動の殆どは経営者の指揮下で行われているのです。倒産のすべてが経営者の責任とはいえませんが組織存続の70%ぐらいは経営者が握っているのです。魚は頭から腐るといいます。組織の生死はリーダー次第、リーダーが組織の未来を創る役割を担っているからです。

ガンジー、チャーチル、ビルゲイツ、ジャックウェルチ、松下幸之助、本田宗一郎・・・スタイルは異なれども皆明確なビジョンと戦略を持っていました。その点では共通しているのです。優秀なリーダーの条件の一つは適切な戦略が創れることです。戦略の定義は未来へのシナリオです。リーダーの思考・考え方が戦略に反映され組織の成否(未来)は決まるのです。

日産を例にすればカルロス・ゴーン氏が社長に就いたことでどん底から回復できたのです。組織として戦略を明確に打ち出さないのは責任を明確にしたくないという願望があるのかもしれません。もし、そうだとすると経営(リーダ)の役割を放棄していることになります。多分にポストへの執着は強くてスキルがないところに問題がります。戦略を考える、創るための考え方・方法が習得できていないことです。

ゴーン氏のこのビデオを見てみるとわかることがあります。




戦略マネジメントシステム☆NUTS Management

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