「コウノトリの郷」ではコウノトリを人工的に飼育・増殖しており100羽に到達したのを機に野生にもどす取組みとして放鳥を開始したのです。コウノトリの保護活動は昭和30年頃から開始されており46年に日本の野生種は一度絶滅し、その後ロシアより幼鳥をもらい今に到っているのです。保護活動を開始した時は既に20羽以下しか残っていなかったのです。
絶滅した要因にはコウノトリが巣をかける木の伐採、農薬の使用、減反等 様々な要因が考えられるのですが明確には特定されていません。このまま放鳥を続ければかつて日本全国どこにでも見られたような状態になるのかは今の時点ではなんともいえないでしょう。絶滅原因がよくわかっていない、つまりシステム問題として解決できなければコウノトリの復活はありえないのです。
同じシステムの中に私たち人間も生存・存在しているのです。ジュラシックパークを創りたいという願望とエゴだけでジュラシックパークは成りたたないのです、システムの本質的な問題がわからなければ・・・・
因みに公園で聞いた話として コウノトリと鶴は似て非なるもの コウノトリは鳴かない、助走しなくても飛び立てる、木に留まれる に対して鶴は鳴く、助走しないと飛ビ立てない、木には留まれないそうです。同じような姿であっても生態戦略はユニークです。

(ウィキペディア コウノトリから写真拝借:前側にいるのががアオサギ、後ろがコウノトリ)
ライブカメラでコウノトリの様子が観察できます。
→ コウノトリの郷
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