2009/08/30

何故、コウノトリは絶滅したのか?

先日「コウノトリの郷」にコウノトリを見に行きました。タイミングよく3羽のコウノトリが青い大空を悠々と舞い上がる様子を見ることができました。下から見ると意外に大きく、白い羽と黒い風きり羽のコントラスト(デザイン)も想像以上に優美でした。(近所の池にいるアオサギに比べるとコウノトリの方が大分大きい、しかし、鶴(タンチョウ)に比べると小さい)

「コウノトリの郷」ではコウノトリを人工的に飼育・増殖しており100羽に到達したのを機に野生にもどす取組みとして放鳥を開始したのです。コウノトリの保護活動は昭和30年頃から開始されており46年に日本の野生種は一度絶滅し、その後ロシアより幼鳥をもらい今に到っているのです。保護活動を開始した時は既に20羽以下しか残っていなかったのです。

絶滅した要因にはコウノトリが巣をかける木の伐採、農薬の使用、減反等 様々な要因が考えられるのですが明確には特定されていません。このまま放鳥を続ければかつて日本全国どこにでも見られたような状態になるのかは今の時点ではなんともいえないでしょう。絶滅原因がよくわかっていない、つまりシステム問題として解決できなければコウノトリの復活はありえないのです。

同じシステムの中に私たち人間も生存・存在しているのです。ジュラシックパークを創りたいという願望とエゴだけでジュラシックパークは成りたたないのです、システムの本質的な問題がわからなければ・・・・

因みに公園で聞いた話として コウノトリと鶴は似て非なるもの コウノトリは鳴かない、助走しなくても飛び立てる、木に留まれる に対して鶴は鳴く、助走しないと飛ビ立てない、木には留まれないそうです。同じような姿であっても生態戦略はユニークです。


(ウィキペディア コウノトリから写真拝借:前側にいるのががアオサギ、後ろがコウノトリ)

ライブカメラでコウノトリの様子が観察できます。
→ コウノトリの郷


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2009/08/22

トヨタが壊れる日 10の兆候

組織崩壊はサービスや製品の問題ではなく経営者を中心としたシステム(組織)の問題(不具合)から始まる。どのような組織であれ未来永劫存続することは難しい。トヨタが壊れる日もいつか必ずやってくる、その兆候が既に見え始めている。

 1.エセ(似非)エコに走っていること・真のエコ投資を怠っていないか
 2.ハイブリッドと言う耳障りのいい言葉を使いギミックしている
 3.消費者は簡単に騙せるということを前提にビジネス展開している
 4.目先のビジネス(売上げ)にこだわりすぎている
 5.改善が行き詰まり内部変革が進んでいない、顧客を無視している  
 6.子供をだしに使ったせこいCMを多量にたれ流している
 7.業界を真のエコで引っ張るだけのリーダーシップに乏しいこと
 8.経営陣の危機意識が薄い 将来ビジョンがまったく示せていないこと  
 9.この時期にトヨタ創業家の嫡男をトップに据えたこと
 10.政治を思いっきり利用していること

プリウス等のハイブリッド車はイノベーションとはいえる代物ではないしエコに貢献しているとも言い難い。(定義次第であるが)このハイブリッドの延長線上に次世代のモデルがないことは自明である。一度負のシステムサイクルに陥ると崩壊速度は早まる。酒井法子をCMで起用したことも負の連鎖の一つ。混乱時にはしばしばそのような偶発的な負の連鎖が重なるもの。子供をだしに政治を巻き込みエコでもないエコをいやらしく宣伝するやり方は企業エゴであり優良会社のすることではない。次に起こることは・・・・



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自民党が壊れた10の理由

この組織の崩壊プロセスは極めてノーマルで常識的ある。

① 組織メンバーが共有する強い理念・信念がない、エコでなく安定欲求(エゴ)だけ
② 組織を維持する為のビジョンがない、ビジョンなくても利権(金)があれば・・
③ 組織が派閥から成り立っている、派閥が組織維持の活力と思い込む
④ 組織リーダーの選択基準が資質(リーダーシップや政策)ではない
  結果として資質のない人を首相・総裁に据えてきたこと 
⑤ 官僚・与党・支持基盤との三位一体型のビジネスモデルに綻びが・・ 
  一時的な成功もシステムメンテがなければ続かないこと

⑥ 餅配り型の親分がいなくなったこと、餅不足=求心力不足
⑦ 餅不足により派閥のリーダーの力が弱まり組織基盤が脆弱に
⑧ 手段を弄するだけで国民の生活を殆ど無視してきたこと
⑨ 他党協力なしに選挙で勝てない、組織維持できない
  にも関わらず内部システム修復しなかったこと
⑩ 小泉さんが組織崩壊に至らしめる触媒的役割を担ったこと

順調に稼動したシステムもメンテナンスがなければいずれ崩壊する。何もしないで組織を維持することはできない。ビジョンと戦略のない組織は必ず複数の要因が絡め合い組織エントロピーが急拡散する。組織はシステム、システム原理に沿わなければシステムは早番崩壊する。

このようなビデオを作るよりシステムの修復する方が先である。


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