2009/09/21

コウノトリは何故、絶滅したのか?(2)

前々回に「コウノトリの郷」に行った話をした。新潟でも同じように佐渡トキ保護センターがあり100羽以上の育っていて野生化が進められているそうだ。

日本ではトキやコウノトリ以外に絶滅危惧種に指定されている鳥は100種類以上もいる。鳥類だけで100以上の問題を抱えようとしているのだ。どのような鳥が多いかといえばワシや鷹のような大型の猛禽類や水辺に暮らす鳥類が多数を占めている。彼らの棲息域が減少しエサが少なくなっていることが危機の原因であることはだれでも容易に推察できる、これらの絶滅危惧種にトキやコウノトリのような個別対応型の保護活動ができるだろうか?

<絶滅・準絶滅危惧種リスト鳥類のみ107種>
Q.107種の鳥の名前がわかるように区切りにカンマを入れましょう

チシマウガラスクロツラヘラサギシジュウカラガンダイトウノスリカンムリワシカラフトアオアシシギコシャクシギウミガラスウミスズメエトピリカワシミミズクシマフクロウノグチゲラミユビゲラウスアカヒゲオオトラツグミコアホウドリアカオネッタイチョウアカアシカツオドリサンカノゴイアマミヤマシギオオヨシゴイツクシガモオジロワシオガサワラノスリセイタカシギクマタカイヌワシシマハヤブサヤンバルクイナチシマシ ヘラシギアカガシラカラスバトヨナクニカラスバトキンバトキンメフクロウオーストンオオアカゲラヤイロチョウモスケミソサザイオオセッカオガサワラカワラヒワアホウドリヒメフクロウウミツバメクロコシジロウミツバメオーストンウミツバメクロウミツバメアオツラカツオドリコクガンヒシクイトモエガモオオワシオオタカリュウキュウツミチュウヒハヤブサライチョウタンチョウナベヅルマナヅルオオクイナシマクイナアカアシシギホウロクシギツバメチドリズグロカモメオオアジサシコアジサシケイマフリカンムリウミスズメシラコバトリュウキュウオオコノハズクブッポウソウクマゲラアマミコゲラサンショウクイチゴモズタネコマドリアカヒゲホントウアカヒゲアカコッコウチヤマセンニュウイイジマムシクイナミエヤマガラオーストンヤマガラオリイヤマガラハハジマメグロコジュリンルリカケスミゾゴイズグロミゾゴイチュウサギマガンオオヒシクイミサゴハチクマハイタカコシジロヤマドリオオジシギベニアジサシエリグロアジサシカラスバアカモズシマアオジノジコ

この種の問題は複合的システム問題である。システム問題は様々な要因が関わり夫々が繋がっている。一つの問題を解決したからといってそれで解決されるものではない。共通していえることは:
◆ 気づくのが遅すぎる、気づいた時は大概手遅れ    ⇒エントロピー拡散
◆ 気づいてもアクションを起こせない         ⇒システム特性、障害
◆ 部分解決しようとする、本質的な解決には至らない  ⇒非最適化

部分解決に膨大な金と努力(人)を投下しても徒労に終わるケースが多い、そもそも人間が同じシステムの中で暮らしている。人間の活動が彼らの存続に大きく関わっているのだ。そしてそのエリアだけで解決できる問題でもない。日本国内だけの問題でもない。場合によっては地球規模の問題として捉えないと解決できない。コウノトリの郷やトキ保護センターの活動が無駄とはいわないが、しかし、コウノトリやトキの次にこれだけの待ち行列が控えていることを知っていた方がいい。


地球を救え 絶滅危惧種を救え! ジョンカーリン



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