2009/01/31

カッコーの巣の上で:カッコーは巣を作らない(3)

カッコーは巣を作らない、何故?

雅子妃を事例の引合いにするのは甚だ失敬ですが、今の雅子妃の立場はジャックニコルソンふんするマックマーフィーとよく似ています。公務が厭と言う事由から適応障害という病名をつけてもらいそこから逃れているのですが、「回復した」といえば厭な公務に戻らなければならなくなるのです。適応障害のままではマスコミにたたかれる、元気だといえば公務をというどちらにしても苦しい状況に陥っているように見えるのです。おそらく妃は本来の自分の巣ではない(カッコーの巣)を抜け出したいという思いを強く抱いているはずです。「心の病」は外からは見えません、あくまで憶測ですが・・・

カッコウが何故 巣を作らないのか? それを問うこと自体に意味はないのです。あなたが生物学者でもなければ・・「カッコーはすごい」と感心するべきです。

皇室にとって雅子妃のご病気以上に大事なことは皇位継承問題でしょう。そのそも側室なしの男系男子の皇統維持が続かないことは皆が最初からわかっているのです。わかっていながら先送りにするのはそれなりの理由(?文化)があるかもしれません。おそらく天皇陛下はそのことを今一番深刻に考えられ悩んでいらっしゃるにちがいないのです。ご自分の家族の問題であり日本国の問題でもあるからです。その戦略に関し口を挟むことさえできないもどかしさ、「なるようになるしかない」と達観できればいいとは思うのですが・・・そうもいかない、宮内庁、周辺、マスコミがとやかく言うだけでもさぞやわずらわしいことでしょう。

雅子妃はある意味したたかに「心の病」を戦術的ツールとして駆使してされているようにも見えるのです。カッコーの雛のように・・One will fly over someday.

どちらの問題も難しそうに見えますが解決は簡単、難しいことはなにもないと思います。あまり複雑に考えてはいけないのです。少し先を眺めるのです、そうすれば自ずと解決できるものです。

戦略マネジメントシステム☆NUTSManagement

2009/01/29

カッコーの巣の上で:カッコーは巣を作らない(2)

オバマ大統領の好きな映画は「カッコーの巣の上で」と「カサブランカ」らしいです。オバマさんは何故「カッコー・・」の映画が好きなのでしょうか?

ジャックニコルソンふんするマックマーフィーが病院側の管理に反抗し精神病患者達をいろいろな手段で楽しませ勇気づけることで彼らは力を少しづつ取り戻すようになってくるのです。病院の心のない管理下では患者は毎日楽しいはずもなく悪くなることはあっても良くはならないのです。

オバマ大統領がチェンジといっているのは「考え方を変える」ことができれば「私達はできる」ということ、つまり、考え方を変えれば行動が変わり行動が変われば結果が変わるということがいいたいのです。オバマさんはおそらく自分の役割をジャックニコルソンに準えているのでしょう。厳しい状況であっても「考え方を変えれば」そこから抜け出せるのです。同じ考え方のままでは解決策は見出せないし状況は変わらないのです。

管理や統制を強化する組織(会社)は成長しない、管理・統制ではなくエンパワーメントすること、エンパワーメントとは本来持っている個々の力を取り戻すことです。エンパワーメントされた個人が楽しく仕事ができればパフォーマンスは上がり・・・結果として組織も発展するというロジックです。戦後の日本もある意味カッコーの巣の中にいたわけです。それなりに居心地はよかったということでしょう。

今の自民党も<カッコーの巣>か。多くの議員はできることなら逃げ出したいと思っているのです。しかし、逃げ出すと選挙に勝てないかもという不安から留まっているのです。洗脳されたり脅かされたりで脱走する勇気と自信もなくしているのです。留まる限り本来持っていたパワーを取り戻せないことはわかっているのです。今の自民党に利権価値はあっても国民から見た存在価値は殆どなくなっているのです。

ラストではマックマーフィーから力をもらった真の主人公(インディアンの大男)がマックマーフィーを・・・・・そしてOne flew over the Cuckoo's nest。 考え方を変える・・それがずばり解決策です。

戦略マネジメントシステム☆NUTSManagement

2009/01/28

カッコーの巣の上で;カッコーは巣をつくらない(1)

昨晩 NHKで「カッコーの巣の上で」を見ました。30年以上前の映画ですがちっとも陳腐化しておらず新鮮であり今の社会の様子そのままにも思えたのです。ジャックニコルソン主演、アカデミー賞を総なめにした映画です。

DVDカッコウの巣・・・

カッコーという鳥は実は巣を作らないことで知られています。カッコーは自分では巣を作らずヨシキリやモズの巣に卵を産みつけ彼らに雛を育てさせているのです。この生態を托卵といいますが私は子供の頃、鳥類図鑑見ていて・・ヨシキリがカッコーの大きな雛に餌をやっている写真つきの解説を読んで「カッコーはすごいぞ!」と驚いたことを今でも覚えています。

「カッコーの巣の上で」という映画の「カッコーの巣」は精神病院をさしてます。英文のタイトルは「One flew over the cuckoo's nest」ですから「早く抜けそこを出したい」という願望と意思を表しているかもしれません。



私はカッコーの「このすごい生態」に戦略の本質があると考えています。何故、すごいのかを問うことに意味はありません。この生態(生き方)が戦略そのものだからです。

戦略マネジメントシステム☆NUTS

2009/01/25

レオナルド・ダ・ヴィンチのように考えると・・(BY マイケル・ゲルブ)

レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci, 1452年 - 1519年)
建築家、画家、科学技術者・・・・
ダヴィンチの書いたノートは有名で多くの人をインスパイアしている。すべて現存しているわけではないがいくつかは残っており彼の書いた飛行機の絵やスケッチ等は本等でもよく紹介されている。

マイケル・ゲルブは彼の著でアインシュタインの思考を7つのステップに分けて説明している(→ 図参照:ダヴィンチの母国語イタリア語で記述しているが・・そこにい大きな意味はない)ポイントは両脳の機能を上手に活かすことである。私たちは日常の仕事の中では主に左脳を使っているというか使いすぎ、左脳を使うような仕事のスタイルになってしまっていることに本質的な問題があるのではと思う。かといって私たちが論理的というわけでもない。

2009/01/24

Whole new mind :右脳を使って考えよう!

ホール ニューマインド BY ダニエルピンク (大前研一氏が翻訳している:ハイコンセプト)
これからの時代の考え方は頭で考えるより心で考える、つまり右脳を使って考える時代である。要約すると以下のように クリックすれば大きくなります。
論理的に考えないこと、ビジネスモデルを考えたりや商品・サービスをデザインする時には・・・ 例えば、グーグル、アップル、任天堂等の会社の商品・サービスがそうである。心のある商品やサービスは人を感動させる、そんな商品やサービスがこの時代に売れる。

2009/01/21

Barack Obama Inauguration Speech, Part 1and 2

オバマ アメリカ大統領就任演説
★リーダーの資質
言葉の使い方、話し方: 
  → 冷静 説得性 煽らない 自信過剰にならない・謙遜 先を見据える
  → 言葉の力・リズム → 共感・共鳴 
今までの大統領との考え方における大きな違い 
  → 楽観的でも悲観的でもない 論理でも感情でもない 
  → 現実を直視する・考え方を変える(チェンジ) 
  → システムシンカー:世界全体の最適化・超イデオロギー

少し前の映画「ディープインパクト」の中でモーガン・フリーマンが大統領を演じていましたが、アフリカンアメリカンの大統領がこんなに早く実現するとは、・・変化の速度が思っている以上に早くなっているということかもしれません。それだけオバマ大統領への期待が高まっている、リンカーンの演説(一般教書)から148年、キングの演説から46年、ディープインパクトから11年・・・



2009/01/17

ピータ・ラッセル 2012を語る

ピーターラッセル  専門:科学・哲学・数学・物理・認知・神学

2012年という年が今話題になっているのは・・・See This! 面白い。

先に何が起こるかを予測したり心配したりするのは、あるいは楽しんだりするのは人間だけがなせる業、だから苦しむこともある。経営者の仕事で最も重要な仕事は会社の未来を創ること、未来が見通せなければリーダーにはなれないのです。「こんな時に未来もくそもあるか」という人もいるかも知れませんが現実を直視し目を背けないことが未来を見るためには不可欠です。


His Books:

FROM SCIENCE TO GOD
A Physicist's Journey Into Mystery of Consciousness

WAKING UP IN TIME
Finding Inner Peace in Times of Accelerating Change.

THE CONSCIOUSNESS REVOLUTION
A Transatlantic Dialogue
with Ervin Laszlo, Stan Grof and Peter Russell.

THE GLOBAL BRAIN
The Awakening Earth for a New Millennium.


THE CREATIVE MANAGER: Finding Inner Wisdom in Uncertain Times (Co-written with Roger Evans).

THE BRAIN BOOK.