(090801 【神戸新聞】 小森準平)より会話抜粋
●井戸敏三知事 (こいつ人気ありすぎ、調子にのんな、ちょっといじめとかな)
「伊丹を廃止すれば、物理的に今の航空需要も賄えない。関西を沈没させることになりかねない、従来の役割分担や旅客ニーズを全く無視できるのか。もう少し冷静な議論が必要では」
「伊丹廃止は旅客の選択肢を狭めることになり、利用者側ではなく供給者側の発想、利用減の関空の起死回生を考えたのだろうが、『府民ニーズ』を重視する橋下さんらしくないと思う」
●橋下知事 (道理の通らんボケオヤジや? 今日のところは軽くいなしといたれ)
「協議の席に着いてくださいよ」
●井戸知事
「廃止が前提なら議論の余地はない。関西空港、神戸空港を含めた三空港の効率運用のための議論ならやぶさかではありません」
●橋下知事「また(の機会に)真意も説明させてください」
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隣接する首長は利害が絡むので対立しやすい。井戸知事の発言は県民向けポーズ30、橋下人気へのやっかみ30、問題解決に向けた示威行為40というさじ加減のジャブ、じゃれ合いのようなもので傍目にはおもしろい。しかし、空港問題は首長が集まりああでもない、こうでもないとジャブを打ち合い双方の議論・妥協によって解決する類の問題ではない。そもそも関西3空港の問題は各首長の無責任なエゴが引き起こしたシステム問題である。そのレベルでの話し合いでは最適解は得られない。声の大きい人の意見(エゴ)に流されたり、お墨付きをもらったりしながらの感覚的妥協案で「しゃんしゃん」という問題ではないことを認識することが必要だ。本質的な問題は国に明確な戦略がないことだ。
会社でも同じような類の問題が山積みにされていると思う。この種の問題は発生したレベルの中でアプローチしても解決は難しい。アプローチを間違えればいつまでも問題解決できない。解決したとしても一時的・その場しのぎの解決、部分解決は全体の最適化にはならない。
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2009/11/23
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