2008/06/30

サーチエンジン闘争(2):何故、グーグルが大きなシェアを?

グーグルはビジネスをスタートして10年ちょいの会社です。その間にこれだけの大きなビジネスにしたのです。検索では80%近くのシェアを取っているといいます。日本でもその間 多くのネットベンチャーが出現しましたがライブドアをはじめ金儲け目的が先で質の高いプロダクトやサービスを提供する会社は少ないと思います。

グーグルは最初の頃自分達の検索エンジンをヤフーに持ち込んでいます。その時のヤフーといえば既に検索エンジンは持っていたし大いに繁栄していたので ヤフーの社長は「何でなんでそんな検索エンジンが必要なの?ウチにはすでにあるしまったく必要ないよ」とバカにしたように答えたそうです。そこからグーグルは徐々に自分達でシェアを拡大し今日に至ったのです。

3つのキーポイントがあると思います。
経営者の考え方という視点からグーグル経営者はあきらめない、続けると言う忍耐強さを持っていたことです。ビジネスの視点では品質をとことん追い求めことです。「これで十分」とするか「まだまだ先がある」とするかの違いです。買うかどうかを判断するのはそれを顧客です。グーグルは一寸づつ改善に改善を重ね続けてたのです。改善に終りはないのです。もちろん、今も続けています。

一度、レバレッジを創り出せれば流れは変わるのは急激です。顧客は使いやすい方(品質)に動きだしたのです。(ここがシステム思考というかシステムダイナミクスのポイントです) どこにレバレッジがあるいはモーメントが働くのか? 

「これで十分」か「まだまだ先がある」と考えるか、この違いを感じ取ることが大切ではないかと思います。 経営者の考え方(システム思考)がその違いを創りだすのです。

3つ目のポイントは何でしょうか? これが御社にとって最も重要なことかもしれません。グーグルの使っている方ならすぐにわかることだとは思います。

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T.Nagata

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