2009/03/17

リーダーシップ vs マネジメント (3)

 一般論として私達の組織ではリーダーシップが備わっていない人がトップになる傾向がある。所謂調整型の無難な人が好まれる。和を尊び居心地と安心感の求める、仲良しクラブである。仲良しクラブは一部の仲間で構成される、仲良しになれない人達は別のグループを作る。こうして組織にいくつかの派閥ができる。

組織には派閥がつきものである。お互いに足を引っ張り揉め事が絶えない。クラブ活動、政党、団体、あらゆる組織は一定の人数になると必ず派閥ができる。そしてお約束の派閥争いが起こる。派閥争いが組織活性の源という人もいるがそれは間違いである。無駄なエネルギーを使っているのである。

リーダーの資質はあってもビジョンを示せない、戦略が創れないではリーダー足りえない。調整型の人にはそれができない。戦略がないから変化に対応できない。挙句ソニーや日産のように外人経営者に任せるしかなくなる。プロ野球やサッカー界でも外人監督の下でやった方が選手も応援する側もモチベーションがあがこともしばしばある。何故そうなのかを考えて欲しい。

自民党や民主党も政党とはいってもクラブ活動の域を出ていない。好き・嫌いでくっついたり離れたり、だれに付けば生き残れるのか戦々恐々とする日々、内向き組織の典型である。これが日本の組織文化だから仕方がない・・私たちがそういう組織に属しているので事の本質には気づきにくい。


★ブッシュ 「オレがアメリカのリーダーだ!」「オレの喉にプレッツェルが詰まったぁ・・・」 面白さでは歴代ナンバーワンであろう。



NUTS Management

2009/02/26

リーダーシップ vs マネジメント (2)

リーダーシップとマネジメントは混同しやすい。経営者に必要なのはリーダーシップ。組織を創り力を与え、未来へ導く熱意・勇気、エネルギッシュ・リスクテーカー・・・論理ではなくパッション、エゴではなくビジョン。リーダーシップはアート・資質、マネジメントはサイエンス・技術だ。

何故、私たちはリーダーシップの備わっていない人を組織のリーダーに選ぶ傾向にあるのか?リーダーシップのある人=独裁者が暴走しないようにしたいという願望と安心感からか。和を尊ぶ故にトップをいつでも変えられるようにしておきたいという知恵あるいは常識が働いているからなのか。

近年の首相の中でリーダーシップがありそうに見えたのは田中角栄と中曽根康弘そして小泉純一郎、彼らは国民に向けて一応自分の強いメッセージを送り届けた。田中角栄は「日本列島改造」、中曽根康弘は「日米運命共同体・不沈空母」、小泉は「構造改革・郵政民営化」だ。実行力では道路をたくさん残したブルドーザー田中角栄が一番勝っているかもしれない。

リーダーシップ(という資質)だけで組織を引っ張ることはできない。戦略のないリーダーはクリープのないコーヒーのようなもの(古い)。リーダーシップを機能させるのは明確なビジョンと戦略である。


NUTS

2009/02/22

リーダーシップ  vs  マネジメント (1)

リーダーシップとは、リーダーの資質とは? リーダーはだれでもなることができるがその人がリーダーとしてふさわしいかどうかどうかは周りが決める。周りの人がリーダーの考え方と行動に共感・賛同し一緒について行きたいと思うかどうかである。

・王元監督は選手時代、リーダーとしてチームを引っ張っていた。リーダーにふさわしい活躍をしたし他の選手もリーダーとして認めていた。

・イチローはWBC日本チームのリーダーとしてみんなから認められている。しかし、マリナーズでは残念ながらリーダーにはなり得ていないようである。会話に不自由はなくてもチームメートの心を動かすまでのコミュニケーションができるようにはなっていないからか。

・オバマ大統領はアメリカのリーダーとして少なくとも半数以上の国民が信頼をおいており今後の活躍に期待している。これからの100日で決まるか?

・麻生さんは国民の殆どの人がリーダーとは思っていないし信頼もしていない。できるなら早く辞めて欲しいとさえ思っている。そもそも歴代の首相でリーダーといえるような人はいたのか? 麻生さんや福田さんのようなリーダーシップの欠如した人を首相に選んでしまう仕組に欠陥があるのでは、仕組みを変えない限り同じ過ちを何度も繰り返す。仕組だけの問題ではないが・・・

リーダーの資質にはその人の性格・人柄(先天的)の部分と考え方・スキル(後天的)の両方がある。一定の訓練と経験は必要。リーダーとマネージャは役割として混同しやすい。




NUTS*GUTS

2009/02/17

コーリン・パウエルの リーダシップ 13のルール

コーリン・パウエルはブッシュにアフリカ系アメリカ人初の国務長官に任命された。1996年の大統領選挙に向けての世論調査では幅広い層からの圧倒的な支持を示し、もし出馬したなら当選は確実とも言われた。2004年11月に国務長官辞任の意思を表明し、2005年に職を辞した。国務長官在任時、国連安保理で「イラクが大量破壊兵器を開発している証拠」を列挙した。しかし、長官退任後にパウエルはこの発言を間違いだったと認め「人生最大の恥」とまで述べた。(Wkipediaからの情報引用)

コーリン・パウエルのリーダシップ・ルールは実務的だが・・・何故、コーリン・パウエルともあろう人が単純で大きなミスを犯してしまったのか? その理由は軍のリーダーにありがちな短期的視野(早く決着をつけたい)にたった思考と意思決定にあったのではないかと思う。ブッシュとコーリン・パウエルの組合せがよくなかった。(この説明は省略)

以下の13のルールに異論はないがビジネス(や政治)のリーダーと戦争のリーダーを同じように考えていいのか?(この問いは必ずしも適切ではないが)  → 参考文献: 「戦史に学ぶ逆転のリーダーシップ 戦略の本質」日経ビジネス文庫 この本は野中先生らが中心に書かれていておもしろい。帯に日本の戦略不在に終止符を打つ!とあるが・・・

コーリン・パウエルさんがあの時大統領選に出馬しなかったのは賢明な意思決定であったかもしれない。

1.It ain't as bad as you think. It will look better in the morning.
2.Get mad, then get over it.
3.Avoid having your ego so close to your position that when your position falls, your ego goes with it.
4.It can be done.
5.Be careful whom you choose.
6.Don't let adverse facts stand in the way of a good decision.
7.You can't make someone else's decisions. You shouldn't let someone else make yours.
8.Check small things.
9.Share credit.
10.Remain calm. Be kind.
11.Have a vision. Be demanding.
12.Don't take counsel of your fears or naysayers
13.Perpetual optimism is a force multiplier.


2009/02/06

アップル スティーブ・ジョブズ スピーチ in 1984

あれから25年、まさに波乱万丈とはジョブズのためにある言葉。彼ほど画期的で印象に残る商品商品をいくつも世に出した人は他にはいないかもしれない。マッキントッシュ、iMAC、ipod・・・先を見通す力、アイデアを出し実現する力、あきらめない忍耐力。マッキントッシュ発表時のスピーチを聞いてみよう。IBMはその後急速に財務状況を悪化させ10年後には改革のためガースナーを社長に迎える。彼も自ら招聘したスカリーと喧嘩しアップル社を追われることになる。彼の変わらないこと、経営者にとって大切なこと、それはパッション、エモーション、それを持ち続ける・・

  ⇒ そしてスタンフォードでのスピーチ 

2009/02/03

カッコーの巣の上で・カッコーは巣を作らない(4)

戦略としてのカッコーの子育てはすばらしい。巣作りと子育てを他の鳥に任せ子孫を残してきたのです。巣を作れば蛇や他の動物に狙われるリスクがある、ヨシキリの巣に分散して卵を産みつける方がリスクは少ないと考えたと・・・。巣を作りと餌を雛にやる労力もかからない。

カッコーの親は卵をヨシキリが留守の間に巣に産み落とします。産み落とすと同時にヨシキリの卵を一つ口に銜え外に放り出すのです。子育ては小さなヨシキリの親に任せてしまうのです。ヨシキリはカッコーの卵と知らず孵化した後もせっせとカッコーの子にエサを運ぶことになるのです。

驚くことには産まれたばかりのカッコーの雛が最初にする仕事がヨシキリの卵を背中のくぼみに乗っけて外に落とすことです。何故、目も見えないような小さな雛に何故そんな知恵がありそうした行動がとれるのでしょうか。何故、を追求してもあまり意味の無いことです。すばらしい戦略、「カッコーは巣をつくらない」この事実が戦略の本質です。

 1. 大胆にリスクを取ること → リスク軽減
 2. 毎年 決まったことを実行する → 戦略サイクル
 3. 変化には柔軟に対応する → 変化察知
 4. 雛もこの戦略を熟知した行動がとれる → 継承
 5. 雛もヨシキリの習性をコントロール → 環境コントロール

すべての動物の生態戦略は夫々がユニークです。戦略は生きるための手段、生き残るるための手段だからユニークでなければいかないのです。しかし、一見複雑に見えても実はシンプルです。だから継承できるのです。決められた原則に従い生き残るためにひたすらそれを実行するのです。親子力を合わせて・・・・私たち人間も地球というシステムの中で生活する生物です。カッコーとなんら変わるところはないのです。あなたの会社の戦略はカッコーの戦略より優れていると思いますか?

映画「カッコーの巣の上で」 少し重いラストシーン



NUTSManagement

2009/01/31

カッコーの巣の上で:カッコーは巣を作らない(3)

カッコーは巣を作らない、何故?

雅子妃を事例の引合いにするのは甚だ失敬ですが、今の雅子妃の立場はジャックニコルソンふんするマックマーフィーとよく似ています。公務が厭と言う事由から適応障害という病名をつけてもらいそこから逃れているのですが、「回復した」といえば厭な公務に戻らなければならなくなるのです。適応障害のままではマスコミにたたかれる、元気だといえば公務をというどちらにしても苦しい状況に陥っているように見えるのです。おそらく妃は本来の自分の巣ではない(カッコーの巣)を抜け出したいという思いを強く抱いているはずです。「心の病」は外からは見えません、あくまで憶測ですが・・・

カッコウが何故 巣を作らないのか? それを問うこと自体に意味はないのです。あなたが生物学者でもなければ・・「カッコーはすごい」と感心するべきです。

皇室にとって雅子妃のご病気以上に大事なことは皇位継承問題でしょう。そのそも側室なしの男系男子の皇統維持が続かないことは皆が最初からわかっているのです。わかっていながら先送りにするのはそれなりの理由(?文化)があるかもしれません。おそらく天皇陛下はそのことを今一番深刻に考えられ悩んでいらっしゃるにちがいないのです。ご自分の家族の問題であり日本国の問題でもあるからです。その戦略に関し口を挟むことさえできないもどかしさ、「なるようになるしかない」と達観できればいいとは思うのですが・・・そうもいかない、宮内庁、周辺、マスコミがとやかく言うだけでもさぞやわずらわしいことでしょう。

雅子妃はある意味したたかに「心の病」を戦術的ツールとして駆使してされているようにも見えるのです。カッコーの雛のように・・One will fly over someday.

どちらの問題も難しそうに見えますが解決は簡単、難しいことはなにもないと思います。あまり複雑に考えてはいけないのです。少し先を眺めるのです、そうすれば自ずと解決できるものです。

戦略マネジメントシステム☆NUTSManagement