2009/08/22

自民党が壊れた10の理由

この組織の崩壊プロセスは極めてノーマルで常識的ある。

① 組織メンバーが共有する強い理念・信念がない、エコでなく安定欲求(エゴ)だけ
② 組織を維持する為のビジョンがない、ビジョンなくても利権(金)があれば・・
③ 組織が派閥から成り立っている、派閥が組織維持の活力と思い込む
④ 組織リーダーの選択基準が資質(リーダーシップや政策)ではない
  結果として資質のない人を首相・総裁に据えてきたこと 
⑤ 官僚・与党・支持基盤との三位一体型のビジネスモデルに綻びが・・ 
  一時的な成功もシステムメンテがなければ続かないこと

⑥ 餅配り型の親分がいなくなったこと、餅不足=求心力不足
⑦ 餅不足により派閥のリーダーの力が弱まり組織基盤が脆弱に
⑧ 手段を弄するだけで国民の生活を殆ど無視してきたこと
⑨ 他党協力なしに選挙で勝てない、組織維持できない
  にも関わらず内部システム修復しなかったこと
⑩ 小泉さんが組織崩壊に至らしめる触媒的役割を担ったこと

順調に稼動したシステムもメンテナンスがなければいずれ崩壊する。何もしないで組織を維持することはできない。ビジョンと戦略のない組織は必ず複数の要因が絡め合い組織エントロピーが急拡散する。組織はシステム、システム原理に沿わなければシステムは早番崩壊する。

このようなビデオを作るよりシステムの修復する方が先である。


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2009/07/05

中村俊輔チーム重視の5つの考え

下記のインタビューに答えるサッカーの中村選手の考え方はシステム思考に近い。出来そうで普通にはできない考え方である。チーム競技の場合にこのように考える人が多いチームの方が勝つ確率は高くなる。(スキル・技術がほぼ同じという前提で)

中村選手の話 記事抜粋 (記事出展:20090607 gooスポーツ記事より)
◆セルティックで得た経験から、大事なことは自分だけを良く見せることではなく、集団の中でどれだけ見せられるかだと分かった。自分のプレーばかり見せようとすると、そのときは 良かったとしても、必ずどこかで引っかかる。そうじゃなくて、近くの人と連動して良いプレーをして、その中で自分をアピールすることが大切だと思う。(高校時代はそうは考えてはいなかった)

◆集団の中で自分は何をすればいいのか、周りの状況を読める人間が必要。(チームはシステム)

◆今やっているサッカーが間違いだったと思うんじゃなくて、自分がどうすればよかったのか、相手の速さについていくにはどうしたらいいのか、個人じゃなくてチームとしてどう対応すればいいのか、それに気が付けばいい。(他のチームメンバーにそう望んでいる)

◆もう1つ大事なことは、チームの雰囲気を良くすること。ささいなことだけど、合宿の時の食事はバラバラじゃなくみんなで1つのテーブルを囲むとか、部屋のドアは開け放っておくとか、レクリエーション用に野球盤を置くとか、朝全員で一緒に散歩するとか。そうやってチームが1つになるし、こういうことが大切 だと思う。ドイツ大会の時はあまりそういうことがなかった。今回はそういう雰囲気もつくっていきたいと思っている。(チーム全体最適)

◆岡田さんは本大会での「ベスト4」を目標に掲げているから、自分たちもできると信じてやる。可能性はゼロじゃないし、挑戦する価値は十分にあると思う。(方向性・ビジョン)



中村選手に比してマリノス社長の無能ぶりは際立っている。システム思考の対極にある考え方。中村選手がマリノスに戻りたい意思があることを勝手に前提において目先の益だけを考えて交渉しようとしたことが決裂の原因であろう。社長自らの失敗について語ることはないが、ちょっとした考え方の間違いが醜い失敗に繋がる。行動に移す前の考え方が如何に大事かを物語る出来事であった。

有能か無能かの判断基準は頭の良し悪し、知識の多い・少ない、学校の成績・学歴ではなく 考え方、意思決定の仕方とアプローチ(行動)の仕方にある。

組織はトップが無能だと壊れやすい-魚は頭から腐る。自民党の場合は内部まで腐りきっているのでトップを取り変えたぐらいでは腐敗を止めることはできない。

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2009/06/20

タイガーウッズ 何故、強いのか?(2)

どのスポーツであっても思考の仕方が結果に影響を及ぼすがゴルフは他のスポーツに比べその比率が高い。にもかかわらず思考の仕方に関しタイガーの真似ようとする人はあまりいない。それは個人の考え方だから真似しても意味がないことと思っているからだ。思考はゴルフのプレー技術そのものであることがわかっていないのである。

ゴルフはチームスポーツではないので言葉のハンディはない、にも関わらず日本人プレーヤーが海外の試合であまり勝てない理由はそこにある。問題の本質はそこにあるが・・・


タイガーの「AT&Tナショナル」前のコメント(ESPN.COM):リーダーは今ではなく将来を考える

「我々は子供達にコースに来てもらってゴルフを楽しんでくれることを望んでいる。今大 会は彼らに対するゴルフの紹介で、それが記憶に残ってほしい。とにかく彼らに来て欲しいのだ」

「我々はヤンキー・スタジアムみたいにはなりたくない。入場料が高くなれば家族 を連れて行くことが難しくなる。誰もが出かけてきて家族的雰囲気になることが望ましく、みんなが歩き回ることにコストをかけさせたくない」




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2009/06/18

タイガーウッズ 何故、強いのか? (1)

ゴルフは他の球技スポーツと比べるとかなり特殊なスポーツである。

第1に自然(天候も含め)を相手にしていること
第2にプレーヤーの考え方が結果に影響する割り合いが高いこと
第3に球技であっても競争相手と面と向かっては戦わないこと、自分と相手との心理的な戦いであること

タイガーウッズと他の選手を比べて違うのは技術やテクニック以上に考え方の違いが大きい、考え方も技術と言えば技術である。石川選手、今は勢いで勝てることもあるが今のまま技術だけをいくら磨いてもやがては難しい局面にぶち当たる。タイガーとの違いを石川選手が自分で気づくことができるかどうかである。それに気づかなければ平均的プレーヤーどまりだろう。このインタビューと全英や全米での彼と日本選手のプレーの違いを見ればその差がわかる。



平均的な経営者は自分の考え方とジャック・ウェルチとの考え方の違いがわかるだろうか・・・・意外にわからないものだ。

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2009/06/09

ジャックウェルチ 勝利の経営

ジャックウェルチほど経営について役立つことをたくさん語っているCEOは他にあまりいない。リストラにより会社を建て直したので人きりのように批判されたこともあったがその経営手腕は高く評価されている。以前 日本に来た時にリストラといっても人を辞めさせたわけではないことを強調・反論されていた。成功は目標(NO1かNO2)を決めて妥協することなく真剣かつ合理的に取り組み続けた結果、わかっているようで実行することは難しい。然るに複雑なことを平易に語れるのはシンプルに考えているからに他ならない。



(補足:ジャックウェルチのリーダーシップ 4つのE)



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2009/05/17

リーダーシップ vs マネジメント (7)

政権交代は必ずなされなければいけない。2大政党にすることで政権交代できるような状態にすることだけが民主主義の形とは思わないが・・一党支配の長期化が政治・行政の腐敗度を高めてきたことが明らかだからだ。形が変われば少しは変わるはずだ。しかし、政権交代しても選挙制度を含め主な制度・仕組がそのままだと新しい政権になってもすぐに過去のシガラミ・自民・官僚の手練手管から長続きはしないだろう。

国会議員という職(システム)を利権化しないよう:国を司るのだから地方区はなくしメディア(インターネットと新聞・テレビ)による情報提供(情報・演説・討論)だけの静かで金のかからない選挙にする。立候補は道州制を基本にし議員数は半分にする。そうすれば地元誘導型あるいは世襲・地盤だけの人・悪辣官僚政治家は少し減る。そして国会議員に対する選挙違反、贈収賄、特権乱用等に対する罰則をもっと厳しくする。選挙民は役に立ちそうもない世襲・官僚・タレントには投票しないように心がける。こうした複数のアクション(制度変更を含め)を並行して起こさなければ(自浄)効果は得られない。新たな問題が出てくることも予想できるが・・質の高いシステム(2大政党制)を目指すならとことん制度を変えることだ。

次の首相になるかもしれない鳩山さんは頭少しよさそう、お金はありそう、しかし、リーダーシップと戦略スキルはなさそう、宇宙の香りはしても本物の香りがしない、カリスマ雰囲気が感じられない。最も必要なことはご自身で考えたユニークな戦略(複数の具体的アクション)を国民に分かりやすい言葉で話すことであろう。首相になるのであれば国をよくするためのビジョンとユニークな戦略(公約と同じレベルのチープなマニフェストではなく、友愛といった似非っぽいスローガンでなく)を打ち出しその戦略の実行を指揮する勇気と自信を自らの言葉でわかりやすく表明しなければならない。それができれば彼なら間違いなくいい方に導いてくれるという雰囲気(カリスマ)は出てくるはずだ。

不幸なことは今までの首相のベストプラクティスが餅配りと気配りの親分型であったことだ。これぞ模範となるようなクリーンな政治家・リーダーの定義にはまる政治家がいなかったことが政治三流にたらしめた原因でもある。選挙と内向き権力闘争に明け暮れるから政治・行政が金に塗れ汚くなり国家エントロピーが増大した。国会は茶番劇の場、選挙がお仕事の場という状態を断ち切ることができれば必ず政治は変わる。親分型リーダーの小沢さんがいなくなり・・・新しい選挙制度と厳しい法律(罰則等)によって既得権益にすがる古いタイプの政治家や質の低い2世3世政治家を完全にクリーンアップされシガラミに囚われない勇気ある政治家が一人二人と出てくればその先に新しい道は開ける。松下政経出身者は尤もらしく吼える人はいてもリーダーに相応しい人は少ないようだ。カリキュラムの問題か。

リーダーと親分を混同してはいけない。リーダーになるより親分になるほうが難しい、が親分がいないと何も決まらないというサル山的組織では長続きはしない。実際、政治家の顔が猿のように見えるのは生物学的に不思議なことではない。

カルロスゴーンやジャックウェルチは決して親分ではない。

カルロスゴーン パート3


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映画「ショーシャンクの空に」を見よう
原作:スティーブンキング氏  監督:フランク・ダラボン監督
何故、この映画が・・? 戦略の本質が理解できるから

GO  ⇒  「ショーシャンクの空に」

そのスティーブンキングが大変なことになっている・・・


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2009/05/09

リーダーシップ  vs  マネジメント (6)

リーダー(経営者)には戦略が必要、それは戦略は未来へのシナリオだからです。言い換えれば組織の未来はリーダーに委ねられているのです。戦略が明確でない、曖昧なら組織に未来がないのと同じです。未来がなければ人は一緒に付いて行きたいとは思わない、そうならモチベーションは上がらないのです。

野球やサッカーでも監督が変わるだけでチームは驚くほど変わるものです。サッカーではヒディング監督が好例です。彼は韓国、ロシア、チェルシーとどのチームに行ってもメンバーのモチベーションを上げることができるのです。彼はその方法を知っているからチームを変えることができるのです。言葉の壁を越えてメンバーの心を変えることができるのです。

戦略は単に敵に勝つためだけのものではないのです。サッカーや野球の目的は確かにそこにありますが・・・勝つというのは一時の結果です。戦略は○○○○です。戦略が曖昧で共有されていなければ、そういう状態の組織ではメンバーのモチベーションがあがらず結果として勝てないチームになるのです。その意味では今年の阪神はだめでしょう。リーダーはその方法を知っていなければならないのです。

戦略を創るには方法が必要です。方法などなくても・・・確かにできないことはないのです。しかし、・・・
おいしいケーキの作り方を知らなければ美味しいケーキは作れないのです。美味しいケーキのレシピ通りに作ればだれでも美味しいケーキは作れるのです。レシピ(方法)は必要なのです。

カルロス・ゴーンにしてもジャックウェルチにしても驚くようなことは何もしていません、彼らが打ち出す戦略は明確です。そして組織メンバーが共有するまでそれを積極的に語るのです。それがリーダーのなすべきことと知っているからです。知っているから語ることもできるのです。

カルロスゴーン パート2


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映画「ショーシャンクの空に」もし、暇があれば・・・

原作:スティーブンキング氏  監督:フランク・ダラボン監督
この映画は1994年のオスカー賞にノミネートはされましたが、その年はトムハンクスの「フォレストガンプ」に人気が集まり13賞中の6部門でベストとなりました。その後 同じコンビでのトムハンクス主演の「グリーンマイル」を制作しています。
GO  ⇒  「ショーシャンクの空に」

何故、ショーシャンクなのか? それは戦略の本質がわかるからです、HOPE!


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