前述したようにシステム(組織)はマトリョーシカのように入れ子構造になっています。経営者自身がシステム(組織全体)の中のは一つのサブシステムです。サブシステムといっても中枢ですから他のサブシステムに対し一番影響力のあるシステムです。
経営者のエゴはある意味システムの障害です。修復しない限りいづれシステムは故障します。一時的にはよくなっても長期には存続できないのです。代表的ケースはダイエーの中内さんであり、西武の堤さんです。西武の場合には経営者の取替でシステムが正常に再稼動し始めたのです。
日本の超長寿企業としては金剛組(建設)という会社があります。この会社の創業が578年といわれていますから2006年に破産するまで約1400年余り続いたというのですから驚きです。 世界最古・最長寿会社です。578年といえば大化の改新から約60年前、法隆寺の建立(607年)にも携わったとされています。
⇒金剛組
もしかすると日本には会社長寿に適した土壌が形成されていたのかもしれません。というか私達はもともとはシステム思考に近い考え方をしていたのです。
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NUTS. 長田
2008/05/17
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